zwid’s blog

主に自分の好きなものについて書きます。

サガン鳥栖、豊田陽平選手の移籍に寄せて

せっかくブログを始めたので自分の好きなものについて書こうと思っていて、最初の記事はベイビーレイズJAPANというアイドルのことを書きました。自分にはほかにも好きなものがあって、サガン鳥栖というサッカーチームです。

そのサガン鳥栖のエースである豊田陽平選手の移籍が発表されたので今の思いなどを書き留めたいと思います。

大好きな選手です

豊田選手は強靭なフィジカルを生かした空中戦の高い勝率と抜群の決定力でサガン鳥栖がJ1昇格後の2012~2017のシーズンで計88ゴールを決めた、まさにサガン鳥栖のエースであり大黒柱でした。今年はイバルボ選手の加入などもあり途中からベンチスタートが多くなっていましたが、スタジアムで豊田選手の交代がコールされるとすごく盛り上がっていました。

僕が豊田選手を好きなところは「献身性」と「したたかさ」です。

献身性に関してですが、前線からプレッシングをさぼらず行うところ、セットプレーの守備ではハイボールをきっちりと跳ね返してくれるところなど、得点に絡まないところでもチームのためにプレーしてくれた印象があります。また、ピッチ外でも「鳥栖のために」という言葉をよく使っていて、自身がワールドカップの日本代表に選ばれなかったときも鳥栖サポーターのためにメッセージ動画を公開したりサガン鳥栖というチームを愛してくれているのが伝わります。

したたかさに関しては、個人的には豊田選手の真骨頂だと思っています。豊田選手は空中戦の強さに定評がある選手ですが、それだけで他を圧倒できるかというとそうではありません。高さでなかなか勝てない場合でも裏への動き出しであったり、ポジショニングの工夫でマークを外して得点を重ねてきたと思います。毎年のようにゴールを量産する中で相手のマークを外すのは並大抵ではないはずです。日本代表に選ばれて、岡崎選手と一緒の試合に出たときにポジショニングがかぶっていたところに豊田選手の特徴を感じました。もちろんチームとしてFWのポジショニングがかぶるのはよくないのですが、特徴の違う選手でもゴールへの目の付け所が似ているんだろうと思います。

豊田選手の好きなところを書きましたが、これは自分が試合をよく見るようになって感じたことです。実は自分が最初に観に行った試合ですでに豊田選手のことを大好きになりました。

初観戦の思い出

僕の初観戦の試合はサガン鳥栖J1昇格初年度の2012年、アウェイでのガンバ大阪戦です。当時僕は大阪に住んでいてガンバの本拠地が近くにありました。地元に住んでいるときにはサガン鳥栖の試合は見たことがなくて、「J1にあがったらしいしガンバは代表の選手とかいるしちょっと観に行こうかな」ぐらいの気持ちでした。鳥栖の選手のことは全く知らなかったので少し調べて、背番号14の藤田がキャプテンでロングスローをすること、背番号11の豊田がエースであることだけ覚えて観に行きました。

とりあえず鳥栖のタオルを買って、初めてのサッカー観戦にワクワクしながら試合を見ていました。しかし、前半は普段サッカーをあまり見ない当時の僕にすらわかるくらい鳥栖がボコボコにやられていました。前半は1-0で折り返したのですが、鳥栖はシュート0本か1本、対してガンバはクロスバーを直撃するようなシュートやほかにも何度もチャンスを作っていてよく1失点で収まったなと思うような内容でした。後半に入ってもガンバの攻勢が続き、2点目を取られます。

「これ負けるだろうしもう帰ろうかな」と思って下を向いていたら鳥栖が点を取りました。初観戦の初ゴールシーンは見逃してしまいました。(ちなみに藤田選手ロングスローからの豊田選手ヘッドでの得点でした)その後は鳥栖の攻勢が続き、藤田選手の得点でなんと同点に追いつきました!この時点でサガン鳥栖のファンになりました。

試合はアディショナルタイムに入り、ガンバのセットプレーのチャンスが続きます。鳥栖の選手がボールを跳ね返してもガンバの選手に拾われるという展開が続き、僕はどうか同点のまま終わってくれと思いながら見ていました。鳥栖の選手たちは僕の期待を上回り、カウンター一閃、最後は藤田選手のゴールで逆転勝ちを収めました!

試合の最終盤での選手の姿勢

本当に感動しました。なかでも僕の印象に一番残っているのが試合の最終盤、自陣のセットプレーからカウンターのチャンスになったとき自陣ゴール前から猛然とダッシュする2人の大柄な選手の姿でした。 DFのキムクナン選手とFW豊田陽平選手です。二人とも体が大きいのですごく迫力がありました。ゴール自体には絡みませんでしたが、勝利を目指す姿勢がすごくカッコよかったです。このプレーで僕はキムクナン選手、豊田陽平選手が大好きになりました。(キムクナン選手は元気かな?)

豊田陽平選手の今年の活躍を願って

豊田選手が今年移籍したのは韓国の蔚山現代というチームです。ACLに出場するチームということでレギュラー争いも熾烈だと思いますが活躍できると信じています。この記事にあるように複数年契約を結びなおした上での1年間の期限付き移籍なので、1年後にまた鳥栖でプレーしている姿を見ることを期待します。

バモス!陽平!